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掲載雑誌

 

室内

以下、「室内」(工作社)3月号より抜粋

建築知識

『ツキデ工務店(京都)』 長谷川 敬さん推薦

もともと評判は聞いていたが京都の住宅を設計する機会があり、木頭杉で貫工法、木舞土壁の家を造ってもらい、その仕事の良さに感激した。古い頑なな職人とも違う。技倆もあり話も通じる積極的な大工さんをはじめ、木舞屋、左官など職方がとてもいい。しかもベテランの監督がいる。社長が設計もし建築が大好き。 長谷川 敬(長谷川敬アトリエ) 185-0034東京都国分寺市光町2-1-25 TEL042-576-7381 FAX042-576-8521 昭和12年東京生まれ。京都大学大学院工学専修課程修了、49年に長谷川敬アトリエ設立。地場産材を使った家づくりに力を入れ、家と地域のあり方を提案。「東京の木で家を造る会」理事、「緑の列島ネットワーク」の代表理事。 吉野の杉のよさを知る 仲間とともにつくる  吉野の杉は、樽をつくるための材をとるために育てられた。樽をつくるのは、できるだけ大径木でしかもスラッとした性のよい木でなければならない。それで樹齢200年くらいの質のよい杉が、吉野には育った。だから、その後需要が建築材に変わっても、吉野スギは高級銘木といわれるようになったという。  京都の宇治で、ツキデ工務店を営む築出恭伸さんが、好んで吉野スギを使う理由はそこにあるのだそうだ。ほかにも、信州のカラマツや山陰のアカマツなど国産材を使うが、中心は吉野スギだという。外材におされて、高級材ではなくなってきたが、「3番玉、4番玉と呼ばれる並材でもいいものだから、僕らは使います」。50年くらいの若い木と100年以上の木は、やはり格が違うのだそうだ。「幸い、そういう木が手に入りやすい場所にいますから。木は実際に山へ行って、自分の目で見たものを使いたい」。製材所とも直接話をするという。  築出さんはこうした、林業家や製材所、工務店、設計事務所など建設関連の仲間と「企業組合木陽倶楽部」を組織している。唐招提寺の見学会をしたり、古材バンクと協力したり活動を広げている。