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京田辺の土壁造りの家
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京田辺の土壁造りの家

竣工:2014年8月
延床面積:94.4㎡(28.61坪)
*画像をクリックすると、大きい写真がご覧になれます。

この建物は京都の南部、南山城地方の京田辺に建ちます。 完成して7年になるのですが、庭の木々もすくすく育ち、建物と庭が一体となりここでしかない風景を生み出しています。 そしてお施主様のこだわりで、この建物は今では少なくなった土壁造りの家です。 柱間に「貫(ぬき)」を3本通し、それに「竹小舞」を編み、そこに土壁を塗り付けています。

柱間に「貫(ぬき)」を3本通し、それに「竹小舞」を編み、そこに土壁を塗りつけます。

土壁塗りの作業には、お施主さんも参加されました。

玄関ポーチのデッキは、吉野杉の水に強い「赤身」で、完成した当初は淡紅色でしたが、今は日に焼けて落ち着いた色になっています。

杉の厚板張りの20畳ほどのLDKには、大きな吹き抜けがあり、吹き抜けを介して2階の空間とつながっています。 また居間の奥の3畳の土間には薪ストーブが据えられ、冬、火を楽しみながら暖を取ることができます。

南側の2間(3.52m)の大開口はウッドデッキに繋がり、2枚の引き込むことが出来る木製建具で閉じることができます。 吹き抜けに吊るされているのはハンモック。お子様はこのハンモックを伝って2階から降りて居間にきていたこともあったそうです。

キッチンからの眺め。

南側の開口部には、引き込むことができる2枚の木製建具と共に障子、網戸も引き込むことができます。

居間の土間に据えられた薪ストーブ。 冬季は、左側の棚には薪が置かれるのですが、それ以外の時季には、奥様が庭で採れた梅、カリン、ドクダミの焼酎漬けが置かれます。なんでもドクダミは虫さされや虫よけに効くそうです。

奥さんこだわりの造り付けキッチンと収納や棚。 キッチンの床は、キッチンカウンターに座る家族との目線の高さを合わすためにあえて下げています。 また収納カウンターの上には、一般的には電子レンジやオーブントースター・炊飯器などが置かれる場合が多いのですが、このお宅ではそれらの機器を使っておられません。

キッチンに繋がってパントリーがあり、その仕切りには引き込むことができる古建具が再利用されています。 古いものがお好きで、建具だけではなく古い家具や漆器類もうまく利用されています。

洗面脱衣室と浴室。 浴室は、ユニットバスではなく、在来工法での浴室で床・腰壁はタイル張り、壁天井は桧板張りです。

完成当時2階は、2畳の広さのクローゼット以外は全く仕切りのないワンフロアーだったのですが、お子様が大きくなり2年前に一部を子供部屋として仕切りを設けられました。

今回、7年目となる住まい手さん宅を伺い、生活を楽しみ、実にうまく住みこなされている様子が伺えました。ありがたいことで工務店冥利に尽きます。