以下、「住まいの設計」(扶桑社)1995年5月号より抜粋








造り付けの家具と床暖房にして、スッキリひろびろとした
床に座って低く暮らす生活。
屋根に太陽電池を取り付けて地か発電できるのも自慢

  京都府向日市/Iさんのお宅
  延床面積/30.23坪
  設計/野間建築設計事務所
  施工/ツキデ工務店


収納や家具は空間を演出する上でとても大切

 I邸のプランは、1.2階ともワンルームのような使い方をするプランです。
 Iさん夫婦は、たいへんな読書家で以前住んでいたマンションでは、床の上に本が山積みにされていました。どこでたくさんの本をどう整理するかが、収納に対する唯一の希望でした。プランは、壁一面をシナ合板で造り付け本棚としたことで、約1000冊収納できます。仕掛けとしては、吹抜けに面したL形とI形の手すり壁を利用した本棚で手持ちの本をすべて収納。部屋と調和した雰囲気にしています。
 家というBOXには、いろいろな工夫ができる可能性があります。収納や家具というのはその一つの要素でしかありませんが、それが空間を演出する上で重要なポイントであると思います。(木村秀幸)