「建築知識」(エクスナレッジ)2006年2月号
特集:木造をしっかりきれいにつくる[木構造]安心設計ゼミ
第3章 現場のプロが教える構造のテクニック
のうち、一部の記事を執筆しました。
以下、「建築知識」(エクスナレッジ)2006年2月号より抜粋
 
 
大工の手刻みで精度の高い
化粧パネルを仕上げる 築出 恭伸(ツキデ工務店)
「屋根パネル工法のねらい」
在来木造住宅における野地、軒天、ケラバ、鼻隠し、破風などの屋根廻りの仕事は、高い場所での作業で危険が伴ううえ、天候にも左右され時間もかかる。また、屋根断熱として内部の登り天井をスギ板などで仕上げる場合、足場で上を向いて仕上げ材を張り上げなければならないため、仕事もしにくく手間もかかり、張り仕舞いの納まりもよくない場合が多い。このような課題を克服する手段として屋根パネルを考えた。構造的にも強いものとなっているが、大きなねらいは施工性の向上にある。通常パネルは工場製作することが多いが、このパネルは現場大工による手刻みである。そのため、木の反りなどを見ながら仕上げた非常に精度の高い「化粧パネル」となっている。1間(1818mm)間隔に流した登り梁の間に継手なしの1枚パネルを落とし込む手法で、1日で屋根廻りの下地と2階の天井が仕上がる。<以下省略>
横間柱工法で
強度の高い壁をつくるポイント 築出 恭伸(ツキデ工務店)
「横間柱工法の特徴」
在来軸組工法における壁の間柱は縦間柱が一般的である。しかし、縦間柱の場合、外部に構造用合板などを張った際に合板の引っ張りに負けて外側に反ることがある。また内部に石膏ボードを張る場合は、縦間柱に直にボードを張るより横胴縁を打って張るほうが構造的に強度が上がるうえ、左官壁仕上げの際にも反りにくくなる。だが真壁で十分な断熱材の厚みだけでなく壁のチリも確保するとなると、前述のような横胴縁下地は寸法的に難しい。
今回解説する横間柱工法は、内部が真壁で、外部は構造用面材を張る場合に強度が増す合理的な壁構造として考えたものである。<以下省略>
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