京都嵯峨野「大覚寺の家」
竣工:2018年1月
延床面積:112.2㎡(34坪)
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嵯峨野の大覚寺に程近く
田園風景が広がる住宅地に、家族4人が暮らす
2階建て34坪の家が完成しました。
天然乾燥の吉野桧・杉・丸太を
熟練の大工が手刻みし、伝統的な技術で
組み上げた力強い「あらわし」の家です。
外観は、嵯峨野の風景になじむ日本瓦葺、焼杉板と漆喰
床は、1・2階とも吉野杉赤身の40mm厚板一発張り
壁・天井は、珪藻土、杉厚板、土佐和紙で仕上げた
無垢材と自然素材にこだわった家です。
南に面する開放的な20帖のLDKと隣接した6帖の和室
家事動線は、キッチンを中心に効率的な動線としました。
間仕切り建具の一部には、古建具を再利用しています。
玄関収納の建具は柿渋紙張り、居間への入り口には腰板付の「目板格子」の古建具を使用しました。
南側に面する開放的な20帖のLDK。床は、1・2階とも吉野杉赤身の40mm厚板一発張りです。
LDKの広い開口部には引き込むことができる障子があります。
居間に隣接して六畳の和室があります。
和室の天井は、吉野桧の丸太を熟練の大工が手刻みし、力強く組み上げました。
お施主さんは、古い建具がお好きです。随所に古建具を再利用しています。
家事動線は、キッチンを中心に洗面・脱衣場を回遊できる効率的な動線としました。
洗面所。
洗面器はお施主様支給の「有田焼き」の器です。
トイレの建具も古建具の「舞良戸」です。
2階の広い階段ホールに設けた座卓タイプの書斎コーナー。
その前は居間の吹き抜けです。
将来、2室に分けることができる子供達のスペース。
主寝室・子供室の前には広いベランダがあります。
南側に設けたウッドデッキの前には畑がつくられます。