築80年の古民家再生住宅 2008年5月17日(土)・18日(日)(完成見学会/京田辺市大住岡村)
大正11年から建つ田舎造りの民家。座敷を残し他を全てリフォームしました。
・柱や梁、建具や天井等を再利用し、昔の面影を残しました。
・ 限界耐力計算という構造計算を行い、筋交いや構造合板を用いず、伝統工法で再生しました。
・永く住み継いでいけるよう構造的弱部を補強するなど色々工夫しました。
・予算内に納まるよう、優先順位を決めて工事を行いました。
             
 

解体後の骨組。梁は松の丸太です。
通り庭の煙返しの梁も残っていましたが、床を上げる為に上に上げました。
   
解体後あらわになった通り庭の吹抜け。昔ここに「オクドさん」があり、全体に
すすがついています。
床は最大で5cm、柱も最大で5cm傾いていました。解体後、足固めや礎石、束石の状況があまり良くないことがわかりました。
   
基礎の下の土を締め固めている所。
石場建て(民家の基礎で、土台がなく直接柱が石の上に載っている工法)の石をこれ以上沈まないよう、補強しました。
   
 
小黒柱の足元補強完了。
 
   
油圧ジャッキを用いて建物の傾きと下がった柱を持ち上げました。
   
予想以上に建物東側の傷みがひどく、柱を入れ替えたり、添え柱をし、またその足元は鉄筋コンクリートの上に延べ石をのせ、足固めをしました。
   
通り庭上の吹抜けに新しく部屋を作るので、床梁を入れました。
(床梁は側柱に直に差しています)
床下に断熱材を入れました
   
2階屋根の下に断熱材を入れました
竹小舞が組みあがった所
   
荒壁の土を塗っている所
荒壁の返し塗りをしている所
   
外壁の漆喰が一部浮いていたのでめくりました
外壁の漆喰を塗り直している所
   
弊社が以前手がけた京町屋改修の様子です。